3) ゆきの水石
水石のご案内
水石集めも始めた頃は石の雑誌に記載される有名な川の水石が良いと思い夢中に追い求めました、しかしながら私が初めて昭和47年5月「日本の寸石と小物石名品展」に新潟県の八海山石を出品させて頂きました、展示会終了後に(名古屋愛石会会長、岩井楽石様)お話し中で展示した姿石の銘で私は「尼」(上部の写真)としましたが、会長さんは「仏心」が良いとご指導してくれました、その話の中で石の外観にこだわらないで(石は心の目で見て感じてください)とのお話しを下さいました。
その後何年か過ぎてから水石の基本とも言える物「山水景石に始まり山水景石で終わる」がありますが、探石ではあまり山水景石にこだわらず、自分に感じた石を集めるように成りました。
そのままギャラリーの水石展示場では見学者の皆様が、笑って楽しめる水石が展示して有ります。
八海山石(水無川)
銘 仏 心 (尼僧が座布団に座り祈る情景)
台 座 座布団形 (欅に朱漆塗り)
① 水 石 活 動
趣味の水石は約55年に渡り各地の川や山で探石して又、会社に水石部を創設し仲間と只見川、姫川、富士川、揖斐川、や各地川で探石した水石を当時25歳で月刊雑誌樹石の1969年12月号に探石紀行や1970年6月号に寸石(八海山石)の展示が掲載され、個展は(横浜、樹石2006年8月号、愛石2006年8月号に掲載)や各水石展(東京、横浜、名古屋)に出品したり、雑誌「樹石」にも記載しました。家には採集した水石が置き場所が無く管理が難しく、常時展示出来る場所を探す為に、下仁田町の賃貸の古民家を見つけました。
水石展示場とビーチグラスランプ展示場を作り、2020年4月にそのままギャラリーを開設しました。今でも下仁田に来る途中で秩父の赤平川や荒川、神流川、利根川、地元の鏑川で探石をしながら行きます。
吉野川石(和歌山県)
①安倍川石(文様石)②多摩川(菊花石)③酒匂川(梅花石))④大井川、安倍川、酒匂川(文様石)⑤安倍川(静岳石)➅富士川(滝石)⑦三田川石(滝石)⑧瀬田川石(段石)⑨姫川(滝石)
② 菊花石の探石
岐阜県本巣市根尾下大須(赤倉山)
赤倉山の菊花石は昭和30年頃河川工事で菊花石が有るのが分り、その後昭和34年9月の伊勢湾台風にて赤倉山に有ることが分かりました。
(写真は赤倉山周囲)
下の写真は昭和40年に
赤倉山で山主さんと私が休息、次の写真はダイナマイトを使用して掘り出した菊花層の原石を前の私、当時は穴が7本ぐらい有りました。次の写真は作業者の方と、次の写真は採石場と菊花石層で、この山の特長は赤玉菊花石、孔雀菊花石が素晴らしい石です、採掘平成23年頃に終わりました。
(山の人は菊石と呼んでいました)
2011年12月 「愛蔵石展」
上野グリーンクラブ
京都府 貴船川
糸掛け石
銘 観 音 岩
横浜樹石会展示会
文 様 石
静岡県 富士川、
銘 さみだれ(傘から雨の雫が落ちる)
台 座 桂に黒漆塗り
流木は自然の作用で変化しています、水石は石の底部が凸凹や斜めで置き難い物が多いので、
流木の窪みや枝、ふし、を利用して水石が置きやすい場所に置くことができ,水石を助けてくれます、
流木に合った水石を置けば面白く楽しめる。
水 石 (富士川) 流 木 (利根川)
銘 観 音 (文様石)
② 流木の場所
⑴ 川の流れで川岸辺の石場に打ち上げられたり、草や木に引っかかっていたり、川底に埋もれている。
⑵ 海の海岸に流れ着いる。
⑶ 池、湖、の岸辺に寄せられている。
⑷ 登山道、ハイキングコース、に落ちている。
⑴ 流木を水洗いで砂や泥落とし乾燥させる。
⑵ 流木は木の硬い部位を使用して、柔らかい部位は切落したり、不要な枝は切落しす。
⑶ 流木の表面は塗料を使用しないで、流木の表面を硬い木の棒か硬いプラスチックの棒で表面をこする。
⑷ 水石の座りが難しい場合は刃物で削る。
水 石 三浦海岸石(津久井浜海岸石)
流 木 富士川
銘 異 国 僧 (姿石)